室見川筑肥橋（むろみがわちくひばし）
【福岡県・福岡市早良区】
2001年２月１０日散歩
福岡市の西部、早良区と西区の境を流れる室見川に架かる橋。
この川では、今日から福岡に春を呼ぶ魚「シロウオ」漁が始まった。
シロウオはハゼ科の魚で体長５センチ程度。
半透明の魚体で、春になると産卵のため群れをなして川を上る。
そのシロウオをこの橋のすぐ近くに仕掛けられた“やな”を使って獲る。
写真では分かり難いが、豊漁を祈るための神事が行われている
神棚の向こうには、やなに使う杭が川面からかすかに頭をのぞかせている。
獲れたシロウオを生きたまま食べる「踊り食い」が有名で、
川岸に臨時に建てられたプレハブのシロウオ料理店や
近くの料亭でも食べることができる。
この漁が始まると、春間近である。